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カリキュラム内容

加藤美術研究所のカリキュラム

絵画教室では、なかなかカリキュラムどおりには指導は進みません。
工作が好きな子、丁寧な子、いろんな事に興味を示す子、テーマを与えられることを
嫌がる子など様々な子どもがいます。
基本的な流れとしてはカリキュラム通りに行いますが、
個々に子どもたちの性格やペースに応じて指導をしていきます。
スケジュールは、あくまでも教室としての大まかな予定であり、
その中で子どもたち一人一人に合わせたカリキュラムを与えていきます。


油絵制作について

油絵に入ると、同じ作品を最低でも2週、高学年になると、1ヶ月くらい描き続けます。
1、2年生くらいは、同じ絵に絵の具を塗り重ねる意味があまり理解できず、
無理に続けようとすると嫌がります。
三脚を立てて、キャンバスに描くことや独特な感触・筆づかい、”におい”などに、
子どもたちは興味を持ちます。
油絵制作は、描く子どもたち自身も非常にエネルギーを消費します。
そのため油絵を描き終えたり、興味を持たなかった子どもたちには違うカリキュラムで
指導を行います。

スケッチ遠足について

毎年春か秋、心地よく暖かい季節を選んでスケッチ遠足を企画しています。
幼児から2年生くらいまではスケッチよりも遊びの方へ気が行ってしまい
がちですが、スケッチ遠足は親子同伴を前提としており、親子で一日
絵を描きながら屋外で楽しむことをコンセプトで行っております。
「スケッチ大会」ではありませんので、賞状や順位などは
もちろんありません。ただ、描いた作品は後日展示しております。

これまでスケッチ遠足に行ったところ
スペースワールド・到津森公園・農事センター(牛や馬がたくさんいます)・門司港レトロ
いのちのたび博物館 など

陶芸・やきものについて

毎年、6~7月頃陶芸をします。
粘土を使って創造行為をすることは、子どもたちにとって絵を描くことと同じくらい大好きで、
大切なカリキュラムです。
当教室では、幼稚園で使うゴム粘土は使用せず、すべて土の粘土です。
土の感触を子ども達に楽しんでもらいたいというのが大きな理由です。
土の粘土で創ったものを何らかの形で残してあげたいという気持ちが、
陶芸というカリキュラムに発展しました。
土を焼くと固くなり、その時の年齢にしか創れないものが永遠に残ります。

子どもたちの主な陶芸作品

自由制作
動物、顔、乗り物、うつわ、コーヒーカップなど
はにわ
古代のはにわの形を基本とし、子どもらしい"はにわ"を創ります。
陶 板
表現したい題材を作り、粘土で成型した板の上に貼り付けて焼き上げます。
オブジェ
中にろうそくを立てると綺麗な光を放つオブジェになります。

なお、土の粘土はいつでも自由に触れることができるように教室に用意しております。

凧の作成と凧揚げ大会

凧創りのはじまり


当教室で凧創りを始めたのは、十数年前にさかのぼります。当初は部屋に飾るだけの凧でした。
和紙に墨で絵を書き、染料で色付けしたりと凧らしい雰囲気は出しましたが、和紙に貼る竹の位置は適当で糸目の位置などは
気にもとめませんでした。しかし、ある日ふと気がつきました。

「凧って空に揚げて遊ばなきゃ凧じゃないじゃん!!」

 …子どもが創る凧はどんな形が最もつくりやすいのか。
 …竹骨はどのくらいの大きさが良いのか。
 …糸目の位置はどのへんにあるのか。

それからというもの、毎日時間をかけてずいぶんと研究しました。
その結果、子どもたちの創った凧は、ひし形凧や六角凧、コブラ凧、角凧など様々なものができる様になり、
みんな空高くあがるようになりました。当時はまだ教室の近くにも広い空き地があり、そこで子どもたちと一緒に凧揚げをしながら
焼きいもを焼いたりと、みんなで楽しく過ごしたことが当教室の凧あげ大会の始まりです。

親子凧あげ大会・風と遊ぼう!!

今の子どもたちは塾や遊びもゲームなどが多く、あまり外に出ません。
凧といえば、規制のビニール凧しか知りません。自分で創った凧は、風が吹かないともちろん揚がりませんし、
強く吹きすぎると壊れます。また、揚げるのも結構難しく風と遊ぶのも大変です。

しかし、そんな自然のひとつである”風”を肌で感じることが凧創りや凧揚げにおいて一番意味のあることだと考えております。
「親子で一日、風と遊ぼう。」というコンセプトのもと、楽しみます。
凧あげ大会に選んでいる場所は教室より少し距離がありますが、春になると花もいっぱい咲いており、
広い場所と海からの強い風がそろっていて一日遊べる最適な場所です。



加藤美術研究所

福岡県北九州市戸畑区中原東
1丁目16-18
093-881-4666